さて、久しぶりに珈琲の話をしようと思う。

珈琲って、何だと思いますか。
土の中に埋まっているもの?
それとも、クルミみたいにどっしりした木の実でしょうか。

案外、よくわからないまま飲んでいる人も多いのかもしれない。
そんなことを思いながら、今日はこの文章を書いています。

実は珈琲って、コーヒーチェリーと呼ばれる、
サクランボのような果物の「種」なんです。

コーヒーノキとは

コーヒーノキは、アカネ科コーヒーノキ属に分類される常緑樹。
……と書くと、一気に専門書みたいな匂いがしてくるので、
もう少しラフにいきましょう。

見た目は、だいたい高さ2メートル前後の木。
意外と、手の届くサイズです。

これは偶然ではなくて、
収穫のしやすさを考えて、あえてそれ以上大きく育てないようにしていたり、
そもそも品種改良によって、
**矮性品種(わいせいひんしゅ)**と呼ばれる背の低いコーヒーノキが作られていたりします。

一方で、エチオピアなどでは、
樹齢100年を超え、高さ8メートルにもなる、
野生に近いコーヒーノキも存在します。

同じ「珈琲」でも、育ち方はずいぶん違います.

世界の産地

コーヒーの産地は、世界でおよそ70か国以上
今では、もっと増えているかもしれません。

栽培地域は、赤道を中心に、南北およそ25度の範囲。
理由は単純で、コーヒーノキが実をつけるためには、
いくつか厄介な条件がそろう必要があるからです。

気温は18〜22度。
降水量は1400〜2000mm。
そして、日照。

ここが少し面白いところで、
コーヒーノキは陰性樹
つまり、強い直射日光があまり得意ではありません。

完全な日照のうち、
およそ2割ほどで光合成は頭打ちになります。

そのため、生産国ではバナナやアカシアなどの木を一緒に育て、
木陰の中で珈琲を育てる
シェード栽培が一般的です。

結果として、
これらの条件が自然にそろっている地域が、
赤道付近だった、というわけです。

現代ではハウス栽培も可能ですが、
石油に次ぐ輸出品目とも言われる珈琲を
「産業」として成り立たせるには、
どうしても量が必要になります。

育てられることと、
生計が立つことは、
必ずしも同じではないように思います。

チェリーの構造

さて、やっと本命のチェリーの話です。

大きさは品種や環境によって違いますが、
だいたいブドウより少し小さいくらい
サクランボよりは大きいかな、という印象です(ものによります)。

見た目は、かなりブドウに近い。
緑色から始まり、成長とともに赤くなり、
完熟すると、少し赤黒くなります。

食べてみると、驚くほど果肉は少ない。
ほとんどが「種」。
味は、ほんのり甘い程度です。

チェリーの中には、例外を除いて、
俵のような形をしたコーヒー豆が
2つ並んで入っています。

花から実へ

コーヒーノキには、白くて小さな花が咲きます。
ただ、この花はとても短命で、
咲いているのは3日ほど

香りはジャスミンみたいな感じ。

(一回そう思うとそれしか感じなくなりました)

その間に受粉が起こると、
花びらは落ち、花軸だけが残り、
それがチェリーとして育っていきます。

だから、チェリーは
枝の節の部分に、
ぎゅっと集まるように実る。

個人的には、
その様子がとてもかわいいなと思っています。

ぜひさらに気になるよって方いらっしゃいましたら連絡くださいね。

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